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2004年08月17日

台風はなぜ渦を巻く?

……えーと。

気象学は物理学じゃないと思うのですが…
一応昔読んだことがある本を紹介
一般気象学
一般気象学
小倉 義光 著:東京大学出版会 (1999/04)
大学の教養課程ではじめて気象学を学ぶ人の教科書として書かれたもの。予備知識としては高等学校卒業程度の物理学と数学で十分である。式が出てくるが、注釈の部分を除けば、すべて代数方程式。気象学の知識が一般的となりつつある昨今の現状に合わせた、84年初版の第2版。
※私が読んだのは初版

暴風・台風びっくり小事典―目には見えないスーパー・パワー
島田 守家著:講談社 (1992/06)
台風・竜巻・低気圧などによる過去の暴風災害の事例を検証しながら、自動車を舞い上げる竜巻の風速はいったいどのくらいなのか?逆に風速40メートルの屋外で人間は立っていられるか?など、目には見えないスーパー・パワー―強風にまつわるあれこれを、わかりやすく紹介

2004年08月10日

鉄はなぜ磁石にくっつく?

鉄はなぜ磁石にくっつくのか。全てのものが磁力を持ちながら、どうして鉄だけがくっつくのか。鉄はなぜ磁石を近づけるとその内部の磁力の向きが揃うのか。どうして内部の磁力が揃うのかっていう説明がないのは"かんたん物理学"だから?

「どうして?」だけではなく「ではその磁力を使ってどんなことができるのだろう」と発展させて考えていくのが大切。

ところで次回予告「台風は、なぜ渦を巻く?」…地学じゃないの?

磁石のナゾを解く―体内磁石からオーロラまで磁石のナゾを解く
―体内磁石からオーロラまで

中村 弘著:講談社 (1991/01)

微小磁石をもつ細菌がある。地球も巨大磁石。リニアモーター・カーは磁石で疾走し、光通信も磁石抜きでは成り立たない。電気製品のほとんどは磁石のおかげで働いているし、最近では健康にもハイテクにも、大いに役立っている。身の周りには磁石が満ちあふれている。意外や知られていない、磁石のナゾを40項目集め、豊富なビジュアルでやさしく解説。

磁石のはなし磁石のはなし
谷腰 欣司 著:日刊工業新聞社 (1996/11)

「磁石とは何か」と聞かれても、鉄を吸い付けるとか、NS極があると説明するだけ。しかし実際は自動車、テレビ、オーディオ、健康器具等、身近な製品に組み込まれている磁石の機能をやさしく解説した本。

図解 磁石と磁気のしくみ
図解 磁石と磁気のしくみ
谷腰 欣司 著:日本実業出版社 (2000/01)

磁石と磁気について、「フレミングの右手の法則」「電磁誘導の法則」などの基本はもちろん、身の回りの具体的な製品を例に挙げながら、そのしくみを解説する。雑学的知識も盛りだくさんの入門書。

2004年08月03日

電気って何?

電気って何?って聞かれると…むかーし、大学を選択するときに悩んだことを思い出します。
「電気科」「電子科」「電子情報科」「計算機学科」「電気通信科」
大学によって呼び名は違うしやっていることも違うし。もっと判りやすく受験生に内容を明示してくれればいいのに、って思いました。今ほどに情報が入手しやすいわけでもなく。特に国立!

以下、大学時代に興味があったカテゴリ&今も興味があるカテゴリから。
…リヴとは全く関係ないけど、物理学に興味がある方はどうぞ。
「ファインマン物理学」を読む 量子学と相対論を中心として
「ファインマン物理学」を読む 量子学と相対論を中心として


以前のエントリー「四次元の概念」の時に紹介した書籍と著者が一緒なのです。ファインマン物理学は大好きで色んなものをそろえていますが、これを紹介。量子力学は難しかったけど。

心は量子で語れるか―21世紀物理の進むべき道をさぐる
心は量子で語れるか
―21世紀物理の進むべき道をさぐる

この本も上記「四次元の概念」で取り上げた書籍と関連あるものです。天才ペンローズの考え方が浮き彫りになるスティーヴン・ホーキングらとの論争をまとめた本。人の心が脳という物質から生まれるのなら、物理学で解明できるはずではないか。「宇宙・量子・人間の心」の謎を一挙に解く量子重力理論の完成をめざして天才ペンローズが果敢に挑戦。A.シモニー、N.カーライト、S.ホーキングが批判を加え、それにペンローズが回答する。…概要は面白そうだけど結構難しいかも。

200CDテクノ/エレクトロニカ―新世代電子音楽ディスクガイド
200CDテクノ/エレクトロニカ
―新世代電子音楽ディスクガイド

最先端のエレクトロニカを中心に、初期電子音楽、トランス、ポストロック、グリッチまで広がる複雑多岐なテクノ・ワールドの探索ガイド。CD400枚を網羅し、内容の紹介や参考CDなども収録。初期電子音楽って結構今振り返ってみると楽しいです。テクノマニアにはちょっと物足りないかもしれないけれど、初心者はこれから始めようと思う人にはいいかもしれません。

…全然今回の物理学の内容と関係ないかも:-p

2004年07月27日

音って何?

今日の物理学「音って何?」

耳は空気の振動を読み取って
それを脳が音として判断します

つまり音とは空気の振動なのです

そして音は心の中で「音楽」になるのですよ。
タダのデータとしての「音-sound」から「音楽-music」へ。

今日の紹介本はこちら。
音は心の中で音楽になる-音楽心理学への招待」谷口 高士 (著)
音楽の何がどのように人間に効果をもたらすのかということを曖昧にしたまま、音楽療法という名前が広まっている。楽器を演奏できる人が、自分にも「音楽療法とやら」ができるのではないかと勘違いしてしまう。音楽を知っているが音楽心理学に対しては疑問や期待(あるいは幻想)を抱えている人のために。これから音楽心理学研究を始めようという人にも役立つ。

物理と関係ないけどね:-p

2004年07月20日

夕陽の科学

夕陽はなぜ赤いのか
夕陽の光は昼間と違い、大気圏を斜めに差し込むため光の大気路程(光が通過する大気の厚さのこと)が長くなります。その長さの違いによって、一番強く散乱する光の色が異なってきます。西空は、大気路程の長い地平線付近から、上方に向かって赤・黄・浅黄・緑・青・紫へと染まり、そして太陽が沈むにつれてそれらの色が移り変わっているのです。
冬の夕陽は黄色や橙色に染まり、夏は赤系統の夕陽が多くなります。 これは冬型の気圧配置、西高東低の場合、北西の季節風が強く、大気の塵が吹き払われ、水蒸気も少ないので、赤系統の光の散乱が弱くなり、赤色ではなく黄色や橙色の夕陽になります。一方、移動性高気圧の場合は、風が弱く南からの大気が流入しやすいので浮遊する塵や微小水滴が多くなるため、赤系統の光を多く散乱し赤く染まります。

補足してみました:-p

興味がある方はどうぞ。

「火星の夕焼けはなぜ青い」佐藤 文隆 (著)

雲はなぜ白いのか。遠くの山並みはなぜ青っぽいのか。夕焼けはなぜ赤いのか。地球、太陽系、宇宙の秘密をじっくりと読み解いた、楽しい科学エッセイ集です。

2004年07月13日

四次元の概念

本日の曜日コラムは「四次元って何?」

前回に引き続きキャラがかわいいね

驚いたのはオーガ(多分他の種族も)に骨があること

島で死体になっても白骨化しないから

骨なんてないと思ってた

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ペンローズのねじれた四次元

四次元に関連する本。直接的に関係あるか、と聞かれたらそうでもないかもしれないけど(苦笑)
相対性理論、量子力学、ブラックホール、特異点などの刺激的な理論の案内としては、これは画期的でわかりやすく面白い。ツイスター理論の入門書としての評価は高いと思う。ツイスター理論って数学の結び目理論にも大きな影響をあたえているんだよね。興味がある方はどうぞ。

2004年07月06日

物理学

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曜日コラム「ミュラー博士の簡単物理学」
Livly Ialandの明日使える物理豆知識

いつか特殊相対性理論も扱ってください

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